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横浜労災病院における後期研修について

 

高柳卓矢(卒後4年目)

 

横浜労災病院は病床数650床で、横浜市北東部医療圏の中核病院としての役割を担っております。交通の便は、新横浜駅から病院まで徒歩7分で横浜や都内への利便性に優れており、また職員寮や職員用駐車場も完備されているため、生活面での環境も優れています。

 

消化器内科は現在15名、うち後期研修医8名(卒後5年目2名、4年目3名、3年目3名)の体制で診療を行っております。基本的には主治医制ではありますが、卒後3年目の時には卒後6年目以上の上級医とペアを組み、相談しつつ診療を行っていきます。常に相談できる上級医がそばに居ますので一人で重大な決断をしなくてはいけないという状況はありません。また外来診療も卒後3年目からで、週1回ずつ初診、再診外来を担当しています。内視鏡は4月から上部内視鏡検査、秋頃から下部内視鏡検査、年明け頃からERCPを経験することが出来ます。卒後4年目の後半頃からは上部ESDも指導医の元、自身がメインで担当することが出来ます。平成26年度のデータにはなりますが、上部内視鏡検査は4630件、下部内視鏡検査は2910件、ERCPは352件、ESDは70件行っております。後期研修医の人数が多く症例が限られてしまうのではないかと考えるかもしれませんが、研修を積むには十分な症例数はあり、むしろ自分の容量オーバーで他の先生の協力をお願いすることもあるくらいです。

消化器内科のカンファレンスは毎週火曜日17時頃から行われますが、他の医師の診断へのプロセス、治療法の選択やタイミングを全体で考察することは後期研修医には非常に勉強になると考えられます。また、主治医の考えを尊重してくれる雰囲気であり非常に恵まれた環境であると感じています。

緊急時の呼び出しに関しては、平日夜間はFirst callのみ決まっており、休日はFirst callとSecond callが決まっていますので、担当でない日は安心して休むことが出来ます。

 

横浜労災病院消化器内科は若手が多く、近い学年の先輩が多くいるので気軽に相談できる恵まれた環境であり、また先輩から学んだことは後輩へ伝えていくという意識が非常に強いと思われます。

横浜労災病院で後期研修をすれば飛躍的に成長できること間違いないと思います。少しでも当院での後期研修に興味を持ってくださった方がいればぜひ一度当院へ見学へいらしてください。

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