横浜市立大学 附属病院 消化器内科
肝胆膵消化器病学
Department of Gastroenterology and Hepatology
Yokohama city university school of medicine
茅ヶ崎市立病院における後期研修について
石川 裕太郎(卒後5年目)
茅ヶ崎市立病院は市内で唯一400床を超える病床数を有し、日本消化器病学会・日本内視鏡学会の認定施設として地域の基幹病院・急性期病院としての役割を担っております。消化器内科においては近年内視鏡機器を一新し、ビデオスコープシステム「EVIS LUCERA ELITE」・290シリーズ上下部内視鏡・経鼻内視鏡・ERCPスコープをはじめ、カプセル内視鏡・UPD-3・EUS・EUS-FNA・IDUS等も有しています。
消化器内科は現在10名、うち後期レジデント5名(卒後5年目3名、4年目1名、3年目1名)であり、上司にも恵まれ充実した教育環境があります。卒後3年目から担当外来をもち、病棟主治医としてある程度自由に裁量を持って診療にあたることができます。診療で困ったことがあれば、すぐに相談できるところも魅力の一つです。内視鏡に関しても3年目からGF次にCF、ERCP・EUS-FNAと充分な症例経験を積むことができます。当院では食道・胃・大腸のESDも行っており、卒後5年目までに胃のESDを経験することができます。また、当院は日本肝臓学会の認定施設であり、横浜市立大学の先生の指導のもとTACE・RFAも行っています。
当直は月2回程度であり、各科の垣根も低く困ったときは気兼ねなく相談できる雰囲気もあります。オンコール体制は、月〜木の平日は曜日ごとに固定してファーストコール・セカンドコールが決まっており、祝前日および土日、祝日は交代制でオンコールを回しています。止血や異物除去等の緊急内視鏡は、セカンドコールのバックアップのもと卒後3年目からどんどん経験することができます。外科との連携もしっかりとしており、週1回の外科との合同カンファレンスに加え、緊急時にはすぐに相談しやすく、対応してもらえる体制があります。
茅ヶ崎市は海が近くにあり、マリンスポーツやBBQ等プライベートで楽しむ環境も充実しています。東海道線が通っており横浜や都心へのアクセスも1本ですみます。給与面も十分であり、環境も良いためか当院での研修中に結婚が決まる人も多いようです。現在女性医師も4名と多く、和やかな雰囲気で診療できています。
茅ヶ崎市立病院での研修は後期研修3年間で実力をつけるのに良い環境が整っていると思います。消化器内科を考えている研修医の皆さんはぜひ一度見学にお越し下さい。