横浜市立大学 附属病院 消化器内科
肝胆膵消化器病学
Department of Gastroenterology and Hepatology
Yokohama city university school of medicine
NTT東日本関東病院における後期研修について
NTT東日本関東病院は五反田駅から徒歩7分とアクセスに恵まれた病院です。
病院の規模は600床となっており地域の中核病院の位置づけです。建物も比較的きれいで院内の雰囲気もよく初期研修医の人気病院としても知られています。病院の裏手には寮もあり2万円程度で都内の、しかも山手線内に居宅を構えられます。病院周囲には飲み屋、食事処も多く環境としては恵まれていると思います。
給料は寮費を考えると高くもなく安くもなくといったところでしょうか。土日は休みです。平日は遅い時間まで仕事に追われることもありますが、夜間の呼び出しはそこまで多くはありません。
消化器内科は科内で消化管グループ、肝臓グループ、胆膵グループにわかれてそれぞれ診療にあたっています。科全体でどこの医局ということはなく、基本的に病院独自採用のスタッフがメインです。2016年4月の段階での人数構成は部長と、消化管グループが10人、肝臓グループが2人、胆膵グループが2人の計15人となっています。その内、消化管グループの1人、肝臓グループの1人、胆膵グループの2人が当医局のスタッフです。
消化管グループはESDでは全国クラスであり当医局からも技術の習得のためにスタッフが来ています。2015年には胃のESDは258件、大腸のESDは292件、食道のESDは107件となっています。これは全国でトップクラスです。
肝臓グループは肝癌に対するRFAが有名で全国から紹介されて患者さんが集まり2014年には422例のRFA症例を扱っています。当医局からもRFA手技の習得のために上記の1人以外に非常勤で勉強に来ているスタッフもいます。
胆膵グループはERCP、FNAを含むEUS関連手技、経皮的な胆道ドレナージ等を日常的に行っています。胆膵グループは基本的に当医局からの派遣スタッフで診療を行っています。2016年4月からは藤田、石井両名で診療をおこなっており、水曜日の午前中には当医局の窪田教授に、木曜には当病院の胆膵グループに在籍していたOBの先生に指導をして頂いています。
当病院はグループ制となっており比較的専門性が高いことが他病院との違いだと思います。また、当医局メインのスタッフ構成ではないことも特徴の一つであり他施設と違う空気を肌で感じることができます。
当病院で鍛錬を積みたいという猛者、希望者はぜひお待ちしております。